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誘拐され、25年間も外の世界から隔離されていた青年。
設定だけを聞くと、かなり重い映画を想像するかもしれません。
しかし『ブリグズビー・ベア』は、ジェームスが新しい家族や友人と出会い、自分の好きなものを通して社会とつながっていく物語です。
観ていて苦しくなる場面は少なく、登場人物たちの優しさに救われる映画です。
📽️U-NEXTで『ブリグズビー・ベア』を楽しむ『ブリグズビー・ベア』あらすじ
25歳のジェームスは、外界から遮断されたシェルターで、両親と3人だけで暮らしてきました。
彼の生きがいは、毎週届く教育番組「ブリグズビー・ベア」です。何度も映像を見返し、番組の設定や物語を研究しながら生活していました。
ところがある日、警察がシェルターへ現れ、両親を逮捕します。
ジェームスが両親だと思っていた男女は、25年前に彼を誘拐した犯人でした。さらに「ブリグズビー・ベア」は、育ての父テッドがジェームスのために制作していた番組だったのです。
突然、本当の家族と暮らすことになったジェームスは、初めて触れる社会の常識に戸惑います。
それでも彼は、中断された「ブリグズビー・ベア」の続きを、自分で映画にしようと考えます。
登場人物がみんな良い
この映画で特に好きだったのは、ジェームスを取り巻く人たち。
本当の両親や妹は、突然家族になったジェームスとの接し方に悩みます。最初から何もかもうまくいくわけではありません。
それでも、ジェームスの好きなものを頭ごなしに否定せず、少しずつ理解しようとしてくれます。
新しく知り合った友人たちも魅力的で良い子ばかり。
世間を知らないジェームスが、周囲にからかわれたり、カルチャーショックに苦しんだりする展開も想像しました。
しかし、新しく出会った友人たちは「ブリグズビー・ベア」に興味を持ち、その独特な世界を面白がりながら、撮影や出演に協力していきます。
ジェームスを特別扱いせず、同じ映画を作る仲間として接しているところにも好感を持ちました。
「ブリグズビー・ベア」が人と人をつないでいく
シェルターで暮らしていた頃、「ブリグズビー・ベア」はジェームスにとって、外の世界を知る数少ない手段であり、何より大切な存在でした。
実社会へ戻ったあと、「ブリグズビー・ベア」は家族や友人とつながるきっかけになっていきます。
人との接し方が分からないジェームスにとって、「ブリグズビー・ベア」は家族や友人と会話を始めるきっかけになり、やがて映画作りという共通の目的へ変わっていきます。
ジェームスが続きを作りたいと話すと、周囲の人たちは撮影や出演に協力し、それぞれの得意なことを持ち寄ります。
ひとりで見続けていた物語が、みんなで作る映画へ変わっていく流れが、とても良かったです。
ジェームスが大切にしてきたものを否定するのではなく、新しい生活の中で人とつながる力へ変えていくところに、この作品の温かさを感じます。
マーク・ハミルをはじめキャストも魅力的
主人公ジェームスを演じるのは、脚本にも参加しているカイル・ムーニーです。
ジェームスの危うさを大げさに見せず、純粋さや不器用さが自然に伝わる演技でした。
育ての父テッド役は、『スター・ウォーズ』シリーズのマーク・ハミル。刑事ヴォーゲル役をグレッグ・キニアが演じています。
特にヴォーゲル刑事が、ジェームスの映画作りに協力していく展開が良かったです。最初は捜査を担当する刑事でしたが、意外な形で物語に関わってきます。
感想|重そうに見えて、観たあとに和む映画
誘拐や監禁、家族との再会を扱っていますが、暗い出来事だけに焦点を当てた作品ではありません。
ジェームスが過去を抱えたまま、好きなものを手放さずに人とつながっていく姿が中心です。
登場人物にも嫌な人がほとんどおらず、ジェームスの映画作りを見守る気持ちで観られました。
テーマから想像していたよりもずっと観やすく、最後には少し和んだ気持ちになれる映画です。
作品情報
- 公開年:2017年
- 製作国:アメリカ
- 日本公開日:2018年6月23日
- 上映時間:97分
- レーティング:PG12
- 監督:デイヴ・マッカリー
- 主演・脚本:カイル・ムーニー
『ブリグズビー・ベア』の配信情報
『ブリグズビー・ベア』は、2026年7月26日時点でU-NEXTの見放題作品として配信されています。上映時間は97分で、字幕版と吹替版が掲載されています。
U-NEXTを初めて利用する方は、31日間の無料トライアルを利用できます。無料期間終了後は月額料金が発生します。
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