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『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン3 第2話レビュー|レイニラ、玉座へ。ただし代償つきで。
⚠️この記事には『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン3 第2話の重大なネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
まだ2話目なのに、もう限界です。
「デイモン、後ろ後ろ、気抜かないで!」
「あんたまで死んだら、マジきつい」
気づいたら、声に出していました。
玉座に近づくほど、誰かが傷ついていく。
今回の第2話は、レイニラにとって大きな前進であると同時に、取り返しのつかないものを抱え込む回でもありました。
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第2話「クイーンズ・ランディング」ダイジェスト
ガレットの海戦の余波が残る中、アリセントの内通によってゴールドクローク(※王都警備隊)が引き、王都への道が開かれます。
その隙を突くように、デイモンたちはキングズ・ランディングへ侵入。
赤の王城を制圧したのち、レイニラはついに鉄の玉座に座ります。
ただし、それはきれいな勝利ではありません。
レイニラは赤の王城内で、オットー・ハイタワーを自ら処刑します。
さらにダエモンもジャスパー・ワイルドをその場で処刑し、翠装派への姿勢を明確にします。
一方、ハレンの砦ではエイモンドがシモン・ストロングを刺殺。
しかし直後に反撃を受け、脇腹を刺されて負傷します。
そこで現れるのが、謎めいた人物アリス・リヴァーズです。
この話のテーマは「勝利には必ず毒が混じる」
今回、レイニラは王都を手に入れました。
けれど、見ていて気持ちよくなる勝利ではありません。
大規模な戦闘なしに王都が落ちたように見えても、城内ではデイモンたちが戦い、複数の犠牲が出ています。
しかもレイニラは、息子ジャセアリーズを失ったばかりです。
母として悲しむ時間もないまま、女王として玉座に座らなければならない。
その姿に、勝者の喜びはありませんでした。
エマ・ダーシーの表情がすごかったです。
怒りを大きく爆発させるわけではないのに、疲れ、喪失感、責任の重さが顔だけで伝わってきます。
「ついに玉座へ」という場面なのに、全然うれしくない。
むしろ、ここからさらに苦しくなる予感のほうが強く残りました。
オットー処刑。レイニラは自ら裁く者になった
今回の大きな見どころは、やはりオットー・ハイタワーの処刑です。
原作小説とドラマ版では展開が異なる部分があります。
ドラマ版では、レイニラ自身が民衆の前で剣を振るいます。
ここで描かれるレイニラは、ただ玉座に座る人物ではありません。
自分の手で裁く。
自分の名前で血を流す。
その覚悟を、王都の人々に見せつける場面でした。
ただ、その姿が正しいのかどうかは、簡単には言えません。
レイニラは女王として強さを示した。
でも同時に、彼女もまた戦争の中で変わってしまったように見えます。
この処刑によって、レイニラの統治はかなり重い形で始まりました。
アリセントの表情がつらい
アリセントは、レイニラの入城を手引きしました。
その取引の内容は、アリセントとヘレーナが静かに城を脱出できること。
少なくとも、彼女は自分と娘を守ろうとしていたのだと思います。
けれど城に戻ったとき、オットーはもういません。
ここでのアリセントには、台詞がほとんどありません。
それでもオリヴィア・クックの表情だけで、何が起きたのか伝わってきます。
裏切った側でもあり、失った側でもある。
アリセントの立場が、ここで一気に崩れていく感じがありました。
レイニラとアリセントの間に残っていたものも、これでほとんど終わったように見えます。
ハレンの砦、エイモンドの誤算
ハレンの砦の場面も、かなり不気味でした。
エイモンドはヴァーガーを従え、圧力をかけながら砦へ入ります。
そしてシモン・ストロングを自ら刺殺します。
ここまでは、エイモンドらしい冷たさがあります。
けれど直後、ストロングの息子に脇腹を刺されて負傷。
あれだけ強く見えていたエイモンドが、一瞬の油断で崩れ落ちます。
この「強者が完璧ではない」と見せる流れがよかったです。
さらに、その先に現れるアリス・リヴァーズ。
彼女が何者なのか、現時点ではまだ確認できません。
ただ、エイモンドの今後に大きく関わる人物であることは間違いなさそうです。
玉座に座るレイニラが、まったくうれしそうに見えない
第2話のラストで、レイニラは鉄の玉座に座ります。
本来なら、大きな達成の場面です。
長く奪われていたものを、ついに取り戻した瞬間でもあります。
でも、レイニラの顔には笑顔がありません。
安堵もありません。
あるのは、深い疲れと、失ったものの重さだけでした。
ジャセアリーズを失った母が、女王として玉座に座る。
その絵が、あまりにも苦しい。
王になるとは、勝つことではなく、失ったものを抱えたまま前に出ることなのかもしれません。
今すぐ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン3』を楽しむ第2話の感想まとめ
シーズン3第2話は、物語が大きく動く回でした。
レイニラは王都を手に入れた。
オットーは処刑された。
アリセントとの関係は、ほぼ修復不能に見える。
エイモンドは負傷し、アリス・リヴァーズと接触した。
整理すると、かなり大きな出来事が続いています。
それでも、ただ展開が速いだけではありません。
誰かが勝つたびに、別の何かが壊れていく。
その苦さが、この第2話のいちばん面白いところでした。
レイニラの統治は、ここから始まります。
でも、その始まり方はあまりにも重い。
玉座は手に入った。
けれど、戦争は終わっていない。
エイモンドは生きていて、ヴァーガーもいる。
アリセントとの断絶も深まり、アリスの存在も不穏です。
毎話ここまで気持ちを揺さぶられると、週一配信が本当にこたえます。
それでも、次の月曜が待ちきれません。
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